我がナンピンと損切りの生涯

不足するとされる年金2000万円を稼ぎ出せ。しがない会社員のFX10万円チャレンジ記録

負けてもいい。ただ、負けた後に再起できる余力を残しておくこと。

私の経験上、FXトレードの肝は「ポジションを建てること」ではなく

 

「建てた後の対応にある」

 

と考える。

 

そして、そのために必要になってくるのがレバレッジ管理であり、いわゆる資金管理であるのだろう。

 

今日はこのようなFX攻略の考え方について、 私なりに解説を試みようと思う。自明ではあるが、FXにおいて「攻略法」や「聖杯」といったものはないのだろう。しかし、優位性を高めるための考え方というのはあるはずだ。

 

なぜなら、実際にこのFX市場で勝ち続けている一部の人間がいるからである。聖杯はなくとも、優位性を高める方法はあると私は考えている。その考えを、しがない会社員なりに思考を整理しつつ書いてみようと思う。

 

題して「FX攻略考」である。

 

例えば、私が好んで取引する通貨であるポン円を、証拠金10万円でポジションを持とうとする時、概ね0.5ロット(5000通貨)を最大ロットとして自ら定めている。なぜなら、これによってレバレッジも概ね7倍程度に抑えられるからである。

 

このように、自らが耐え得るレバレッジから導き出した最大枚数を事前に想定しておくことを心がけている。いざトレードに入るときは、最大枚数の0.5ロットを分割しながらポジションを建てていくことをする。

 

例えば、0.1ロットを5回に分けて積んでいき合計0.5ロットにすることもあれば、最初に0.2ロット、次に0.2ロット、最後に0.1ロットで計0.5ロットを積んでいくこともある。

 

これらはいわゆる「ピラミッティング」や「分割エントリー」もしくは「ナンピン」と呼ばれている。順張りなら前者であるし、逆張りであれば後者になるのだろう。

 

どちらにせよ、臆病な私は慎重に建玉を積んでいくスタイルを好む。

 

初手を0.1〜0.2ロットで始めることで、レバレッジが3倍以下に押さえられ、建てたポジションに対する価格変動への「対応」が可能になることを重視するからだ。

 

ここでもし、初手で1ロット(1万通貨)を持ってしまったことを考えてみよう。証拠金が10万円でポン円を1ロット持ってしまった場合、レバレッジがいきなり14倍に跳ね上がってしまう。すると、その後の「対応」がほとんど不可能になってしまうことになる。

 

これは、よくない。

 

こうなってしまうと、ただ上下動を繰り返すポジションを見つめ、望む方向へと順行してくれることを、ただ祈るだけの「お祈りトレード」に成り下がってしまうから。

 

だからこそ最初に、自らが取れる最大ロット数を想定に入れておかなければならない。急な価格変動でポジションが逆行した時に、「対応すべき選択肢」がなくなってしまうこと、身動きがとれなくなってしまうことは、避けなくてはならない。

 

それができなければ、そう遠くない未来において、強制ロスカットによる退場が現実のものとなるのだろう。そして老後の年金2000万円がかかっている私は、退場するわけにはいかないのだ。

 

そういう風にして私は、レバレッジを2〜最大7倍程度に押さえつつ、慎重に慎重を重ねて、ポジションを持つことをルールにしている。

 

無論、この考えに行き着くには幾多の困難があったのは間違いない。自戒を込めて、黒歴史としてのエピソードを簡単に紹介しておこう。

 

その日は珍しく平日休みで、普段あまりしないスキャルピングを朝から楽しんでいたのであった。チマチマやりながらも、午前中までに50pipsを取り「今日は調子がよい」などと呟きながらチャートに向かっていた。

 

事件が起きたのは、正午過ぎであったと思う。

 

ポジションを建てた私は、すぐに自分がミスをしてしまったことに気づく。あろうことか、ロット数の設定ミスから0.1ロット(1000通貨)のポジションを建てたつもりが、その10倍である1ロット(1万通貨)を建ててしまっていたのだった。

 

ミスから起きたこととは言え、この時点で私は、私の定めたルールを破ったことになる。そしてこの時、適応すべきルールは「全決済」であった。

 

ポジションが含み損であろうが含み益であろうが

 

「断固、即、全決済」

 

する局面なのである。

 

しかし、午前中に勝ち続けていた私の中に慢心があったのだろう。全決済ボタンを押すどころか「いや待てよ、今日は勝てるんじゃね?」などとつぶやいては、そのまま続行することをしてしまう。

 

私の意識は5分足チャート向かっていた。しばらく、ポジションの含み損益が減ったり増えたりして、方向感のない値動きが続いていた。普段の10倍のロットが建てられているポジションである。緊張感は半端ではない。

 

チャートとにらめっこしつつも、「いや、全決済ボタンを押すべきだ」「いやいや、今日は調子がいいから大丈夫」などといった、天使と悪魔のささやきを地で行くようなやりとりが、私の中で行われていた。

 

そんな馬鹿げたことを5分間ほど続けた後だった。

 

しばらくのもみ合いを経て、突然、建てたポジションとは反対の方向へ値が飛んでいくことになる。私は、膨らんでいく含み損を見つめながら、全決済ボタンを押すことになる。

 

遅すぎる判断ではあった。

 

これにより、午前中に小さなロットで育て上げたささやかな利益が、わずか数分で溶けてしまった。確かに、ルールを守れなかった私が悪い。これは間違いないだろう。しかし、この時点での日次はプラスマイナスほぼ0である。良くもないが、悪くもない。

 

しかし、ここからが地獄の始まりであった。

 

ここでトレードを止めればいいのにも関わらず、人間が出来ていない私は、この負け(実は負けていないのだが)に、腹を立てたのであろう。その直後から、普段の取引の10倍のロット数で次から次へ勝負をし始めたのである。

 

結局、午前中のスキャルピングで得ていた幻の50pipsの利益を失ったことに腹を立てた私は、それを取り戻さねば、という思考に取り憑かれていたのだった。私の幼稚さ、器の小ささがよく表れている場面ではある。 結果は火を見るよりも明らかで、資金の2%近くをシバかれて、私は我に返ることになる。

 

冷静さを欠いた状態でのトレードは、すでに負け戦でしかない。改めて、メンタルコントロールの重要さに気付かされるエピソードではある。

 

 

以上の経験から私は、証拠金に対して適切なロット数(レバレッジ)を持つことがいかに大切かを学ばせてもらった。それは、メンタルコントロールに直結するのだから。

 

今日のブログはずいぶんと真面目に書いてしまった。そろそろ残された睡眠時間も少なくなってきたことであるし、本日の証拠金報告をして終わりにしよう。

 

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結局のところ、人は失敗から学ぶしかないのだろう。だからこそ、負け方が大切になってくる。一発退場を喰らうような負け方はもちろん、再起不能な失敗もしてはならない。

 

負けてもいい。ただ、負けた後に再起できる余力を残しておくこと。

 

それが何よりも大切なのだと、自戒を込めて己に言い聞かせる日々である。

 

本日の証拠金 101,768円

不足する年金まで −19,898,232円